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病気のお話

大腸がんに対する薬物療法 その2

薬物療法は複数の薬剤を組み合わせて使います

大腸がんでは、多くの場合複数の薬剤を組み合わせて使います。代表的な組み合わせに、「フォルフォックス」があります。これは、表1のアイソボリンと5FUとオキザリプラチンの3剤を組み合わせた治療で、略号を「FOL」「F」「OX」と並べて組み合わせ名称となっています。再発した方に現在もっとも多く使われている組み合わせは、「FOL-F-OX-bev」です。この他に「FOL-F-IRI(フォルフィリ)」もよく使われる組み合わせです。最近では、「XEL-OX(ゼロックス)」や「IRI-S(アイリス)」など、注射と内服薬を組み合わせた方法も広く使われるようになりました。(組み合わせの薬剤については表1をみて考えてみてください。)
 実際にどの組み合わせを使うかは、予想される副作用や治療全体の戦略やがんの組織の遺伝子検査の結果などから決められます。選択肢が複数ある場合も多いので、担当の医師と患者さんとでよく相談することも大切です。

組み合わせや投与方法は臨床試験で検証されてから使われるようになります

組み合わせは、表1の「組合せグループ」が違うものから一つずつ選んでつくりますが、そのルールに従っても多くの順列組合せがあることにお気づきでしょう。実際に使われている組み合わせは、「効果があるか」、「思わぬ副作用を生まないか」などを厳密に科学的な方法で調べる臨床試験によって確かめられたものばかりです。組み合わせばかりでなく、投与する順番、もっとも効果的な投与量、効果の期待できる患者さんの見分け方など、わからないことがまだまだ沢山あるので、現在も多くの臨床試験が行われています。松田病院はこれまでに複数の臨床試験に登録し、新しい投与方法の検証に参加してきました。臨床試験を含め、2005年から2012年までに約130人の患者さんに延べ約2200回の点滴による薬物療法を行ってきました。

高額医療費還付制度をご利用ください

高価な薬を組み合わせて使うために、1か月の治療費が10万円を超えることは珍しくありません。高額医療費還付制度を有効に使う必要があります。制度の利用については、スタッフにお問い合わせください。

表1 大腸癌の治療に使われる薬剤資料1
表2 薬剤と主な副作用資料2

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