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病気のお話

肛門術後障害

どのような病気か

治療についてのご案内
手術を行った後におこったさまざまな不都合な障害を総称したものです。
医師の経験不足、知識不足、時代遅れの手術、患者の不養生などが基にあります。
原因としては、ホワイトヘッド手術、痔核、痔瘻、裂肛手術、腐蝕療法、結紮術などがあります。
障害の種類としては、粘膜脱、狭窄、変形、難治創、閉鎖不全などがあります。そして、障害の病名として、ホワイトヘッド肛門、術後肛門狭窄、術後肛門括約筋不全が代表的なものです。

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どうして病気がおこるのか・どんな現れ方か

痔核に対するホワイトヘッド手術は、脱出する内外痔核を肛門管に対して帯状に全周性に切除して、肛門周囲の皮膚と直腸粘膜を環状に縫合する手術です。元来、肛門上皮を支えている連合縦走筋が円周状に切除されたために支えがなくなって粘膜脱出がおこったのです。
肛門術後狭窄は、痔核手術や腐蝕療法のあとが硬化して瘢痕状に肛門が狭くなったものです。
括約筋閉鎖不全は、おもに痔瘻手術で大切な括約筋が不用意に切られて変形し、結果的に肛門の締まりが不十分になったものです。

ホワイトヘッド肛門は粘膜脱出、出血、狭窄が三大症状です。術後3~15年して発症します。出血はポタポタとでたり、勢いよく出たりもします。狭窄例では便やガスが漏れます。
術後肛門狭窄は出血、痛みのほかに便が細く、排便困難を伴います。肛門変形例では便が漏れたり、まっすぐに出なくなります。

病気を治す

ホワイトヘッド肛門の治療は手術しかありません。縫合線が肛門の外にあるので、これを肛門の奥に持っていくことと、脱出する粘膜を切除するのが原則です。方法は皮膚弁移動術と結紮切除術とが一般的です。
術後肛門狭窄に対しては、肛門の後方で内括約筋を切開して、そこへ周辺の皮膚をはめ込む手術(皮膚弁移動術)が最良です。肛門が変形して閉鎖不全のあるときは、括約筋を掘り起こして、切断された括約筋を縫合した後、皮膚も閉鎖します。

病気に気づいたらどうする

術後障害は原因がはっきりしていますから、術後に調子が悪いときは、手術を受けた医療機関へ行ってよく相談してください。術後障害の修復術はかなりの技術を要します。手術は専門医で受けるのがよいでしょう。
文責 松田保秀

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