どのような病気か
肛門には、何も病変がないのに、肛門にかかわることで、異常に思い悩み、医師を転々とする状態があります。とくに「肛門がくさい」「ガスが漏れる」「便が漏れるような気がする」という訴えが特徴です。
若い人、とくに20歳前後の女性に多く、たいていは母親同伴で来院します。あちこちの病院で消化器系統を精査してもらっても異常がなく、とりあってもらえないことが多いようです。
病気を治す
治療としては医師が親身になって取り組むこと、生活環境を変えることです。精神科では、安定剤、分裂症に対する薬を使うこともあるようです。
病気に気づいたらどうする
若い人で肛門に関して変わった訴えがある場合は、まず器質的な変化がないかどうか、検査を受けてください。